両社の技術と知見を持ち寄り「次世代の水質」を追求

オペレーション、薬剤、機器を見直し、トータルで水質を監修する「プールマイスター®︎」を展開する株式会社D&F project（以下、「DFP」）とプール水処理事業の老舗企業であり業界最大手のミウラ化学装置株式会社は、本日、「人と環境にやさしい水質づくり」に資する技術提携について契約を締結致しました。今回の技術提携により、プールマイスター®︎が目指す人と環境にやさしい水質づくりの幅が広がり、ミウラ化学装置株式会社が国内外に提供してきた良質なプールコンディションは更に理想的なものとなり、両社が考える「次世代の水質」を追求してまいります。

昨年、創業70周年を迎えたミウラ化学装置株式会社では、ろ過機の開発など機器によるプール水処理事業を営んでおり、同社の水泳プール用ろ過装置は過去50年で国内外に15,000台の納入実績を有しています。また、全世界で5,000基以上の納入実績があり、2012年のロンドンオリンピックプールに採用されたイギリスatg UVテクノロジー社製の紫外線水処理装置（UV装置）の国内での販売・管理を行っています。これらのろ過装置とUV装置は東京アクアティクスセンターにも納入されており、世界最高水準のプールコンディションを担保しています。

一方、DFPが展開するプールなどの水質を監修する「プールマイスター®︎」では、プール経営において非常に重要な水のオペレーション、機器の見直しのほか、自然由来成分を配合した独自の薬剤などを用いた総合的な水質監修を行い、従来のような大規模工事を伴わずに塩素臭や肌など体への刺激が少なく、肌の改善事例もある水質、特に肌の弱いお子様や喘息を患う方など、どんなお客様でも安全安心な環境でプールを楽しめる水質を提供しています。こうした取り組みが評価され「人と環境にやさしい水質づくり」で2022年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

水泳は老若男女が重力の負荷なく全身運動が出来る優れたエクササイズであると称される一方で、近年、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー体質、老人性乾皮症により体への影響を強く感じることが多くなり、プールに入るのをやめる方、敬遠される方も増えています。2016年に厚生労働省が公表したレポート「アレルギー疾患の現状等」によると、日本人の2人に1人には何らかの自覚症状があり、また増加傾向にあります。今後このような理由でプール離れが増えてくることが予測されます。*1

今回の技術提携により、両社の技術と知見を持ち寄ることで「人と環境にやさしい水質」を追求し、こうした社会課題に対するソリューションを提供し、どんなお客様でも安全安心な環境でプールを楽しめる最上級の水環境を実現してまいります。また、今後そうした水環境の実現に向け、共同で新たな製品開発も進めていく予定です。

三浦紀彦氏（ミウラ化学装置株式会社 代表取締役）のコメント

弊社は1953年の創業以来70年間、「何らかのネガティブなものを浄化する技術」を柱に据え、事業領域を広げてきました。プール水処理事業は弊社にとって重要な事業のひとつであり、これまでキレイな水を追求した水質浄化に取り組んできました。今回、株式会社D&F projectが展開するプールマイスター®︎との技術提携により、これまで弊社が担保してきた良質なプールコンディションはキレイな水にとどまらず、更に理想的なものとなると確信しています。両社のノウハウと知見を融合することで、次世代の水質づくりが出来ることを期待しています。

福島大輔（株式会社D&F project 代表取締役／プールマイスター）のコメント

今回、ミウラ化学装置株式会社という歴史と大きな実績のある企業と技術提携に至ったことをまずは心から嬉しく思っています。従来のプール環境、水質では肌荒れをはじめとした様々な健康トラブルに悩まれる方が増加傾向にある中、これまでプールマイスター®︎では「人と環境にやさしい水質づくり」に取り組んできました。今回の提携により、業界をリードしてきたミウラ化学装置株式会社の技術力という後ろ盾を得て、「人と環境にやさしい水質」の普及が加速していくことを期待するとともに、次世代の水質を追求し、皆さんに提供できることを楽しみにしています。

*1参考情報：「スキンケア」をテーマに肌の改善事例も。プールを始めとした日本のあらゆる「水」に付加価値つくる、「プールマイスター」誕生の裏側（PR Times Story 2023年9月20日）　https://prtimes.jp/story/detail/x1eYz9i0V0x